日本のGTA、ドイツのDTMを統括するITR、そして米国のIMSAという3つのレースプロモーターは近年、コストダウンやそれによる自動車メーカーの相互参戦実現促進、そしてハコレース上級カテゴリーの世界各地域におけるさらなる隆盛を目指し、技術規則の完全共通化等を軸に共同歩調を取ってきている。Class One ステアリングコミッティ会議は3団体および関連国のレース関係諸組織や自動車メーカーも交えつつ、定期的に開催されており、昨秋は日本でも初開催された。
SUPER GTのGT500クラスとDTMは現在もエンジン以外の技術規則を原則的に共通化しているが、17年シーズンからと見られる(エンジン面も含めた)技術規則の“完全共通化”に向け、20日にドイツで開催された今季初会合では以下のような合意がなされたという。
「Class One 車両は、現在のDTMおよびGTA車両の車体とエアロダイナミクスがかなり反映されたものになり、約600馬力の新しい4気筒ターボ・エンジンが搭載される」(原文まま)