欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは5月15日、4月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、85万3200台。前年同月比は1.3%減と、4年4か月ぶりに前年実績を下回った。
1-4月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比0.2%増の119万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、0.6%増の133万台を売り上げる。
また北米は、前年同期比4.3%増の28万4300台。このうち米国は、0.2%減の18万4000台にとどまった。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、販売増を目指す方針。
また欧州は、前年同期比3.8%増の138万台と、信用不安を抜け出して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、6.3%増の74万7000台を売り上げた。地元のドイツは、8%増の43万2200台。
フォルクスワーゲングループの2014年の世界新車販売は、初の1000万台超えとなる1014万台。前年比は4.2%増だった。2015年1-4月実績は、334万台。前年同期に対して、1%増となっている。