学生ベンチャーが作った、3Dプリンタ製の一眼カメラ用交換レンズ

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FAB-LENSカメラ装着時
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  • FAB-LENS。パーツ変更によるカラーカスタマイズ
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 学生によるベンチャー企業・YOKOITOが3Dプリンターで製造したレンズ交換式カメラ用のレンズキット「FAB-LENS(ファブレンズ)」を発表。5月16日、17日に東京ビッグサイトで行われるデザインフェスタVol.41にて展示、販売を行う。

 FAB-LENSはプロダクトデザイナーの鈴木雄貴、グラフィックデザイナーの深地宏昌との共同で開発されたもの。交換式レンズを構成する各パーツをユニット単位でデータ化し、3Dプリンターで出力して組み立てることでひとつのレンズとなる。組み立て式のため、マウントやレンズ、絞り部分の交換、追加が可能で、組み合わせによって性能が変えられるのが特徴だ。絞りの形状を変えることで星やハート型など特殊な形のぼけみをつくったり、フードなどのカラーを変えたりといった楽しみ方ができる。パーツの組み合わせという形を取ることで、小ロット製品でも豊富なバリエーションを生めるのが強みだ。

 本体は熱溶解によってプラスチックを形成するFDM式3Dプリンターで出力、レンズ部と外箱は紙をレーザーカッターで切り出している。カメラレンズ製品で本体をFDM式3Dプリンター出力したものはこれが初となる。

 また、レンズの各データはオープンソースとしてネット上に公開されており、ユーザーがカスタマイズ用パーツを家庭用3Dプリンターで出力して組み替えることが可能。

 公式サイトで通販も行っており、ESマウント対応のレンズセットが販売されている。価格は8640円。

小ロット製造業を形に……学生ベンチャーが3Dプリンタによる一眼向けカメラレンズを製品化

《こばやしあきら/H14》

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