宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、油井宇宙飛行士ら国際宇宙ステーション(ISS)第44次/第45次長期滞在クルーがロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)で行われた最終試験に合格したと発表した。
第44次/第45次長期滞在クルーは試験1日目、ISSのロシアモジュールの試験を受けた。試験では、ロシア区画内の制御を担うセントラルコンピュータの通信断や、ロシア区画内での火災発生などの事態に適切に対処する技術が試された。
試験2日目は、ソユーズ宇宙船の試験で、オンボード・コンピュータ・システムなどに異常が発生した事態への対処技術が評価された。
第44次/第45次長期滞在クルーは2日間にわたって行われた最終試験に合格し、ロシア連邦宇宙局からソユーズ宇宙船(43S)搭乗クルーとして正式に承認された。
油井宇宙飛行士ら第44次/第45次長期滞在クルーが搭乗するソユーズTMA-17M宇宙船(43S)の打上げ日は7月下旬を目標としており、今後ISS参加パートナー間で調整される。