公共陸運委員会(SPAD)は、クアラルンプール(KL)-シンガポール間を結ぶ高速輸送システム(HSR)に関して、往復の運賃が400リンギ以下になると明らかにした。
モハマド・ヌール・カマル最高経営責任者(CEO)によると、ビジネスやレジャー目的でも利用しやすい料金とするため、手頃な運賃に設定する。KL-シンガポールの所要時間は90分となる見込みだ。マレーシア側の終点は、スンガイベシのバンダル・マレーシアに決まっている。
シンガポール紙は1日、運賃が80シンガポールドル(216リンギ)から90シンガポールドルになると報じていた。一方でマレーシアでは600から800リンギになるとの噂が出ていた。
一方で、シンガポール政府は11日、シンガポール側の終点をジュロン・イースト地区にすると正式発表した。
同プロジェクトは2013年にマレーシア・シンガポール両国間で合意したもの。ナジブ・ラザク首相とシンガポールのリー・シェンロン首相は先ごろ首脳会談を行い、2020年と設定していた完成予定を2年程度先送りすると明らかにした。