島津製作所は、自動車のエンジン開発向けに、エンジン吸気側の酸素濃度や二酸化炭素濃度を光学技術によって高速にモニタリングする高速応答ガスモニタを開発したと発表した。
開発品は5月20日からパシフィコ横浜で開催される「自動車技術展人とくるまのテクノロジー展2015」に出展する。
新開発した高速応答ガスモニタ「EGR-chaser酸素濃度計測タイプ/二酸化炭素濃度計測タイプ」は、外部EGRシステムを搭載した自動車エンジンの研究開発で、燃焼効率や環境性能を左右するエンジン吸気側の酸素濃度や二酸化炭素濃度を、レーザ光を使って高速にモニタリング、ガス状態を把握する。
外部EGRシステムの制御方法の改良や熱効率の最適化に活用できる。「EGR-chaser酸素濃度計測タイプ」は、レーザ光学技術を測定原理としてエンジン吸気側の酸素濃度をモニタリングできる世界で唯一の製品となる。