インド乗用車市場で約40%のトップシェアを握るスズキの現地法人、マルチスズキは4月27日、2014年度通期(2014年4月‐2015年3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は4860億5500万ルピー(約9155億円)。前年度の4264億4800万ルピーに対して、14%増と2桁の伸びを示す。
また、純利益は371億1200万ルピー(約700億円)。前年度の278億3100万ルピーに対して、33.4%の大幅増益を達成している。
マルチスズキの2014年度の新車販売(輸出を含む)は、2010年度の127万1005台を上回り、過去最高の129万2415台。前年比は11.9%増と、プラスに転じた。
129万2415台の内訳は、インド国内が117万0702台で、前年度比は11.1%増。輸出は12 万1713台で、前年度に対して20.1%の増加。
マルチスズキは、「販売の増加、為替相場、コスト削減などが、好決算につながった」と説明している。