ペトロナス・ケミカルズ・グループ(PCG)は今年設備投資に30億リンギを割り当てる予定だ。昨年の設備投資額は31億リンギだった。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
ワン・ズルキフリー・ワン・アリフィン会長によると、設備投資の内18億リンギはサバ州のアンモニア・尿素(SAMUR)プロジェクトに割り当て、残りはクアンタンのゲベン石油化学コンプレックスにおける2件のプロジェクトとプラントのメンテナンス費用などに割り当てる。SAMURプロジェクトを含む3件の事業は来年完成する計画だ。
今年、PCGは原油価格の下落による影響を相殺するため、売り上げや生産量を増やす予定で、プラントの設備の活用も前年の80%から85%に拡大する。
ペトロナスは現在、ダラクにおけるパイプライン建設プロジェクトを進めている。来年からメタノールプラントにメタンガスを輸送する予定だ。