インドのナショナル・フラッグ・キャリア、エア・インディアは3月30日、中東オマーンの首都マスカットから隣国イエメンの首都サヌアに向かう特別便を運航した。イエメン在住のインド人保護が目的。
イエメンではイスラム教シーア派の反体制派が勢力を拡大。政府のほか、隣国サウジアラビアなどスンニ派諸国との対立が激化し、現地情勢は不安定化している。
イエメンからの退去を呼び掛けているインド政府によると、特別便に搭乗したインド人は数百人。エア・インディアはマスカットとインド主要都市(デリー、ムンバイなど)を結ぶ複数路線で定期便を運航している。