国内のワイナリー各社が、マハーラーシュトラ州で降雨により被害を受けた食用のブドウを半額で買い取り、農業生産者の損失を補う手助けをしようとしているとエコノミックタイムスが伝えた。
3月前半の季節外れのひょうを伴う豪雨により、マハーラーシュトラ州では高価な園芸植物、特にこの時期に輸出のピークを迎えるブドウが大きな被害を受けた。
その被害の大きさから、レーズンに加工することもままならないほどであった。
しかし、国内のワイナリーを代表するスーラを始めとする多くのワイナリーがこれに注目している。
ダメージを受けたブドウをワイナリーが買い取ることで農業生産者にとってもワイナリーにとっても好都合な条件となるからである。
スーラは食用ブドウの利用でポートワインの生産量を倍増し、価格を40%近く下げることができると期待している。
テーブルワインとも呼ばれるポートワインは250ルピー以下で販売されており、インドでのワイン消費量の60%を占め、ゴアやケララで主に消費されている。