ドイツの高級車メーカー、BMW。同社が、新世代の後輪駆動プラットフォーム(車台)を、間もなく市販車に採用することが分かった。
これは3月18日、BMWグループがドイツ・ミュンヘンで開催した2014年の決算発表の場で明らかにしたもの。
決算発表会に登壇したBMWグループのフリードリッヒ・アイヒナー財務担当取締役は、「新開発の後輪駆動アーキテクチャが、量産への準備段階にある」と公表している。
BMWは後輪駆動を重視している自動車メーカー。BMWブランドでは、新登場のMPV、『2シリーズ・アクティブツアラー』と『2シリーズ・グランツアラー』を除いて、後輪駆動を基本にしてきた。
新開発の後輪駆動アーキテクチャは、今後のBMWにとって、重要な車台となる。BMWグループのフリードリッヒ・アイヒナー取締役は、「新開発の後輪駆動アーキテクチャが、将来の新型車に採用されることになるだろう」とコメント。なお、最初に搭載される車種は、次期『7シリーズ』が有力。