警察庁交通局は3月19日、2014年中の交通事故の発生状況を報告書にとりまとめた。
それによると、2014年中の交通事故による死者数は4113人で14年連続の減少となり、交通事故発生件数及び負傷者数も10年連続で減少した。
負傷者数を年齢層別にみると、30歳代(構成率18.2%)と40歳代(同18.1%)が多く、次いで若者(16~24歳)(同14.5%)、50歳代(同12.4%)の順となった。増減数を前年と比較すると、全ての年齢層で減少しており、中でも30歳代(前年比-9.9%)と若者(同-11.5%)が特に減少した。
負傷者数を状態別にみると、自動車乗車中(構成率65.6%)が6割以上を占め最も多く、次いで自転車乗用中(同15.2%)、二輪車乗車中(同11.1%)の順となった。増減数を前年と比較すると、全ての状態で減少しており、中でも自動車乗車中は、減少数全体(70,120人)の6割以上を占める減少(前年比-8.5%)となった。
また高速道路における交通事故は、発生件数が前年比11.4%減の1万0202件、死者数が同10.1%減の204人、負傷者数が同9.3%減の1万8062人。いずれもマイナスとなった。
路線別の事故発生件数はトップが首都高速道路で1289件(前年比5.3%減)、2位は阪神高速道路の1005件(同11.1%減)。以下、東名高速道路677件(同9.2%減)、九州縦貫道422件(同13.5%減)、名神高速道路408件(同14.1%減)と続く。