鹿島臨海鉄道、大洗鹿島線30周年で記念切符など販売

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3月14日に開業30周年を迎える大洗鹿島線。当初は国鉄新線として工事が進められていたが、開業直前に第三セクター化が決まり、鹿島臨海鉄道の路線として開業した。
  • 3月14日に開業30周年を迎える大洗鹿島線。当初は国鉄新線として工事が進められていたが、開業直前に第三セクター化が決まり、鹿島臨海鉄道の路線として開業した。
  • 大洗鹿島線では開業時に導入された6000形気動車が現在も使用されている。

鹿島臨海鉄道は、大洗鹿島線が3月14日に開業30周年を迎えるのに伴い、記念事業を展開すると発表した。

大洗鹿島線は、水戸(水戸市)~鹿島サッカースタジアム(鹿嶋市)間53.0kmを結ぶ鹿島臨海鉄道の鉄道路線。列車はJR鹿島線の鹿島サッカースタジアム~鹿島神宮間に乗り入れて、水戸~鹿島神宮間56.2kmを結んでいる。

もともと鹿島線の延伸部として工事が進められていたが、完成が間近に迫った1983年、国鉄の経営悪化を受けて第三セクター化が考えられるようになり、鹿島臨海工業地帯の臨海鉄道を運営していた鹿島臨海鉄道が完成後の運営を引き受けることに。1985年3月14日に開業した。

30周年記念事業ではロゴマークやヘッドマークなどを制作し、車両の前面や側面に掲出する。また、3月14日から「大洗鹿島線30周年記念乗車券」を大洗・新鉾田両駅などで発売。発売額は1000円で、涸沼から大洋までの硬券乗車券(大人・子供各1枚)と涸沼駅の入場券(1枚)をセットで販売する。このほか、3月14日からクリアファイルやキーホルダーなどの記念グッズも販売する。

《草町義和》

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