毎年「ジャパン インターナショナル ボートショー」に自慢の船外機を出展しているトーハツ、今回は水陸両用車を展示して来場者を驚かせた。なんでも米国ハイドラトレック社製で、今年夏から日本で販売するという。
全長4038×全高2565×全幅2311mm、重量2582kgというその水陸両用車は、クボタ製VT3600Tターボディーゼルエンジンを搭載し、最大牽引重量が3642kg。キャタピラー式で約40度の斜面を登ることができ、沼地なども問題なく走る。その場での急旋回も可能だ。そして、水上を2基のプロベラによって推進する。ボディには浮力材が入っているので、沈むことはないそうだ。
「現在、公道を走るための法規制対応を進めており、夏までにはクリアしたいと考えています。そして、これを運転するには大型特殊免許と小型船舶免許が必要になります」と同社関係者は話す。
すでに消防庁や防衛省をはじめ、地方自治体などから引き合いが相次いでおり、なんとか早く法規制をクリアしたいそうだ。今後、さまざまな災害地で活躍することだろう。