ヴィステージとマレーシア経済研究所(MIER) が共同で実施した 2015年第1四半期の中小企業の最高経営責任者(CEO)を対象とした意識調査を発表。
先行き景況感を示す「CEO信頼感指数」が前期の80.6ポイントからさらに10ポイントダウン、2009 年第2四半期以来の低水準の 70.6ポイントとなった。
ヴィステージは、中小企業の CEOの 互助啓発活動を目的とする会員制組織。
近い将来に増益となると予想したCEOは38%にとどまり、前期の39%、前年同期の45%から減少した。売り上げが増加するとの予想は44%で、前期の49%、前年同期の61%から ダウンした。
原油価格が1バレル当たり50-60米ドルと下がっていることについては、47%が有利に 働いていると回答。ただし「ややマイナス」と「ややプラス」が共に46%となっており、評 価が拮抗している。また1米ドル=3.5リンギとリンギ安が進行していることについては、ビ ジネスへの影響について44%が可も不可もないと回答。マイナスになるとの回答は38%、プ ラスとの回答は 19%だった。