筑豊電鉄、西鉄バスとの乗継ぎでnimocaのポイントアップ

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筑豊電鉄は交通系ICカード「nimoca」の導入にあわせ、nimocaによる西鉄バスとの乗継ぎサービスも導入する。写真は乗継ぎ地点の筑豊直方駅。
  • 筑豊電鉄は交通系ICカード「nimoca」の導入にあわせ、nimocaによる西鉄バスとの乗継ぎサービスも導入する。写真は乗継ぎ地点の筑豊直方駅。
  • 指定された乗継ぎ地点で筑豊電鉄と西鉄バスを乗り継ぐと、ニモカポイントが追加で付与される。写真は筑豊電鉄の黒崎駅前駅。

西日本鉄道(西鉄)と筑豊電気鉄道、西鉄バス北九州、西鉄バス筑豊の4社は3月4日、筑豊電鉄に交通系ICカード「nimoca」が導入される3月14日から、筑豊電鉄と西鉄バスの乗継ぎサービスを開始すると発表した。

nimocaカードで大人通常運賃を支払う場合に限り、指定された路線の乗継地点で90分以内に乗り継ぐと、通常付与されるポイント(ニモカポイント)とは別に、追加ポイントが付与されるもの。高速バスとの乗継ぎに適用される「ちくバス天神乗り継ぎポイント」と、一般路線バスとの乗継ぎに適用される「ちくバス乗り継ぎポイント」の2種類がある。

「ちくバス天神乗り継ぎポイント」は、西鉄高速バスの福岡~直方線か福岡~北九州線「なかま号」への乗継ぎに適用される。乗継ぎ地点は筑豊電鉄側が筑豊直方駅と通谷駅、西鉄バス側が筑豊直方・直方バスセンター・通谷電停の各バス停。片道あたり200ポイントが後日付与される。

「ちくバス乗り継ぎポイント」は3月14日から9月30日まで、社会実験として実施。西鉄バスの一般路線バスへの乗継ぎに適用される。乗継ぎ地点は、筑豊電鉄側が黒崎駅前・熊西・穴生・今池・永犬丸・三ヶ森・通谷・筑豊中間・筑豊香月・感田・筑豊直方各駅で、西鉄バス側はこれらの駅に対応する黒崎駅前や西鉄黒崎バスセンターなど18のバス停。乗継ぎを行うと、通常2%のポイントが4%になるが、通常ポイントは降車時に付与されるのに対し、増分のポイントは利用日の翌日以降、最大4日以内に自動的に付与される。

このほか、nimocaのサービス開始と同時に「ちくバス北九州フリー定期券」も発売される。筑豊電鉄の区間定期と、北九州都市圏の西鉄路線バスが乗り降り自由になる定期券をセットにしたもので、発売額は筑豊電鉄の通常定期運賃から5%割引した額と、西鉄バスのフリー定期券の額を合算した額になる。また、nimocaによる乗継ぎサービスの導入に伴い、「ちくバス天神きっぷ」「電車バス連絡回数券」は3月13日限りで発売を終了する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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