【PV EXPO2015】流れるようなフォルムのソーラーパネルカーポート「グランドポート」

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流れるようなフォルムのソーラーパネルカーポート「グランドポート」
  • 流れるようなフォルムのソーラーパネルカーポート「グランドポート」
  • クルマは今年の東京オートサロンでも注目を浴びたENERGY MOTOR SPORTのi3だ
  • 前方底部にリチウムイオンバッテリーを内蔵し、ソーラーパネルで発電した電力をEVに充電する

太陽光パネル関連の展示会に、超ド派手なBMW『i3』のカスタマイズカーが展示され、それを覆うカーポートと併せて一際高い存在感を放っている。ソロパワージャパンのブースに展示されているグランドポートは、未来的なフォルムのカーポート。注目は滑らかに立ち上がり、クルマを覆うように伸びるルーフのデザインだ。

デザインしたのはプロダクトデザイナーの松熊伸幸氏。トヨタ車体在籍時に「天才タマゴ」と呼ばれた『エスティマ』のデザインにも関わった人物である。ルーフの上面にはSOLO POWER製の80W太陽電池モジュール24枚が敷かれており、底部に内蔵されたリチウムイオンバッテリーに発電した電力を蓄える。晴天なら3時間でバッテリーが満充電になるそうで、i3への充電なら4~5時間で完了できるというから充電ステーションとしての能力も十分だ。

このグランドポートを企画・開発したのは福岡のグランド技研。建物の基礎工事や地盤調査を行う企業で、その関連として駐車場の建設も行っている。そもそも母体が鉄工製作を行う会社で、簡易なカーポートではなくしっかりとした駐車場を広めたいという考えに基づいて鉄骨製の駐車場を行っている。

このグランドポートも滑らかな屋根を支えるために、内部には強靭なH鋼が使われているそうだ。展示されたのはプロトタイプながら、すでに10件以上の予約が入っているというから、早くも人気を集めている。ちなみに価格は500万~600万円ほどになる予定で、発売は今年9月を予定しているそうである。

《高根英幸》

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