2015年のインドネシア新車販売台数、前年比5%増の126万8000台に到達

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ジャカルタ市内の渋滞風景
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フロスト&サリバンは、2015年のインドネシア自動車市場に関する予測を、調査分析「2015年 インドネシア自動車市場の展望」にまとめた。

それによると、2015年の新車販売台数(乗用車、商用車を含む)は前年比5%増の126万8000台に到達すると予測。自動車業界に向けた投資の拡大やインドネシア政府によるインフラ整備に向けた支出の拡大、中所得者層の増加などによって、2015年に新車販売台数の拡大が予測される。

2014年のインドネシアでの新車販売台数は、前年度比1.8%減の120万8000台に留まり、5年連続での成長が止まる結果となった。商用車の販売台数が前年比6%減の32万8558台に減少したことが主な要因となっている。

さらに、中国や日本といった主要輸出先における経済の停滞や、工業製品の輸出減に伴う商用車の需要減少が、2014年の新車販売台数の減少へとつながった。2014年のインドネシアにおける経済成長率は5.1%に留まり、電気や賃金、奢侈税などの関税率の上昇によって、国内新車販売台数が減少した。

その一方で、自動車販売台数の減少にも関わらず、2014年にはASEAN(東南アジア諸国連合)自動車市場でのシェアにおいて、インドネシアが38%と、タイを11%上回る結果となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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