ショートカットですり抜け横断か、高齢女性がひき逃げで死亡

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12日午前10時ごろ、兵庫県神戸市兵庫区内の市道で、徒歩で道路を横断していた76歳の女性に対し、交差進行してきた大型トラックが衝突する事故が起きた。女性は死亡。トラックは逃走したが、警察は後に44歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

兵庫県警・兵庫署によると、現場は神戸市兵庫区上沢通1丁目付近で片側3車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていないが、近くにはこれらの設置された交差点がある。76歳の女性は信号待ち車列の間をすり抜けるように横断していたところ、発進した大型トラックにはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。トラックはそのまま逃走したことから、警察はひき逃げ事件として捜査を開始。後に同市内で目撃情報と似たトラックを発見し、運転していた明石市内に在住する44歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。トラックからは血痕も発見されている。

現場は神戸電鉄の湊川駅前。聴取に対して男は「信号が変わって、前車が動いたので発進した。その際に違和感を覚えたが、そのまま走らせた」などと供述しているようだ。警察では死亡した女性が交差点への遠回りを嫌い、ショートカット横断をしていたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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