8日午前2時15分ごろ、栃木県真岡市内の市道で、信号待ちをしていた原付バイクに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。バイクに乗っていた男性は死亡。クルマは逃走したが、警察は後に24歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
栃木県警・真岡署によると、現場は真岡市田町付近で片側1車線の直線区間。60歳の男性が乗る新聞配達用の原付バイクは信号待ちのために停車していたところ、後ろから進行してきた乗用車が減速しないまま追突。前方に弾き飛ばされた。
男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因で約2時間後に死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始している。
容疑車両のものとられるナンバープレートは脱落した状態で現場から発見されており、警察ではこのクルマを使用していた同市内に在住する24歳の男が事件に関与したものと判断。同日夕方までに自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
聴取に対して男は「気が動転して逃げた」などと供述しているが、事故当時には酒気帯び状態だった可能性高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。