ESC? ACC? AEB? 先進安全技術の略称はわかりにくい…JAF調べ

自動車 テクノロジー 安全
略称と技術内容を正しく結び付けられた人数
  • 略称と技術内容を正しく結び付けられた人数
  • 技術内容と商品名を正しく結び付けられた人数
  • ESCの商品名を正しく選ぶことができた人数

JAF(日本自動車連盟)は、ASV(先進安全自動車)技術の名称に関するアンケートを実施、その結果を取りまとめホームページで公開した。

調査は2014年6月から9月の期間、JAFの安全運転講習会に参加したドライバーを対象に、アンケート記入方式で実施。240名から回答を得た。

調査結果によると、SV技術の名称(略称)として最も認知度が高かったのは「ESC(横滑り防止装置)」で、その割合は45%だった。2位はこれに続くのは「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」で25%だった。

しかし、ESCのメーカー別名称となると、識別できる人の割合はかなり減ることがわかった。ESCを表す名称(商品名)として3つのサンプル(VSC、ESP、VSA)を選び、様々な語群の中からこれらを識別できるかを調べたところ、「VSC」が24%、「ESP」が15%、「VSA」が7%という結果だった。

また、自動ブレーキ、ACC、レーンキープアシストについて、メーカー別名称がどの程度知られているかを調べたところ、総合では「アイサイト」の認知度が56%(3装置合計)と高かった。ただし、装置単独で見ると、「アクティブレーンコントロール」(43%)や「レーダークルーズコントロール」(40%)の方が認知度が高いという結果が出た。これらの名称はユーザーが機能をイメージしやすいことから、それが表す技術内容が端的に伝わったものと考えられる。

ユーザーの要望としては、「メーカーを問わず同一技術は同一名称としてほしい」「アルファベットの略称はわかりにくい」「日本語で表記してほしい」「どのような機能なのかがイメージできる名称にしてほしい」などといった意見が多かった。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集