日産自動車の田川丈二常務執行役員は2月9日の決算発表の席上、2015年の中国の新車販売計画について「130万台(前年比6%増)もしくはそれ以上を狙っていきたい」と表明した。
日産は日本メーカーでは中国販売で首位を維持しているものの、14年の実積は約122万台(前年比0.5%増)と低迷した。田川常務は昨年の状況について「商用車の需要が厳しかったほか、当社は乗用車の新モデルがなかった」と分析。これに対して今年は日産ブランドで3車種の新型車を投入するなど、攻めの構えに転じるという。
インフィニティブランドでも昨年の現地生産着手に続き、今年も現地化を推進する計画。田川常務は「当社にとって中国市場が重要との位置付けは一切変わらない。台数、収益とも引き上げていきたい」と、強調した。

 
    


 
           
           
          
 
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