東京ドームシティの玄関口に昨夏オープンした、宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」は、2月28日から6月28日の期間、企画展第3弾となる「『宇宙』のえがき手」を開催する。
今回の企画展では、人類が想いを馳せてきた宇宙の姿を、古今東西さまざまなジャンルの人々が想い描いてきた表現や、最新のシミュレーション天文学により描き出された立体映像を通して紹介する。
「天文の部屋」のコーナーでは、ガリレオが描いた月のスケッチや、1887年の皆既食を描いた錦絵「百一年目の日蝕」など、過去から現代に至るまでの宇宙観や宇宙の姿を、絵画や写真で紹介する。
「想いは宇宙へ」のコーナーでは、国立天文台4次元デジタル宇宙プロェジェクトの最新シミュレーション天文学から描き出されたリアルな宇宙映像を最新機器通じて体験することができる。
直径1.2メートルのドームスクリーンを備えた少人数向けの全天周映像(ドーム映像)視聴システム「パノビューワー」では、専用メガネをかけて視聴することで、臨場感あふれる立体映像が楽しめる。また、半球体の「透過式ドームディスプレイ」では、内側から映像を投影することで、浮き出るような映像が楽しめる。
そのほか、コーナーの最後にコミュニケーションボードを設置。来場者が展示を見て膨らませた宇宙へのイメージを自由に文字やイラストなどで表現できるエリアを用意する。宇宙を舞台にしたテレビアニメ「放課後のプレアデス」をはじめとした、最新の描き手たちの作品とともに、自身が描き手となり、宇宙への想いを自由に表現することができる。
なおチケットは日時指定の事前購入制で一般1800円、高校・大学・専門学校生1500円、4歳から中学生および65歳以上が1200円。