カタール航空は1月30日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)の株式の9.99%を取得したと発表した。
インターナショナル・エアラインズ・グループは、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空などを傘下に置いている。カタール航空によると、IAG株式取得の目的は、欧州をターゲットとした航空輸送事業の強化、同一の航空連合(ワンワールド)加盟やコードシェア実施で培われた提携関係の強化にある。
なお、欧州連合(EU)域内の航空会社(IAG)の株式の過半数はEU域内の株主が保有しなければならない規則があり、非EU域内の株主(カタール航空)は株式保有の上限が課されている。同航空は、将来の株式買い増しの可能性を否定していない。