センター試験分析…文系理系で点数に格差、高得点者は増加

エンターテインメント 話題

 河合塾は1月22日、大学入試センター試験の受験者データを基に分析した国公立大学の志望動向を発表した。センター試験の平均点は、国語が大きく上昇した一方、数学や地理などで下がり、文理で明暗がわかれたが、国公立大出願予定者に大きな変化はないという。

 大学入試センターが発表した平均点(中間集計)は、前年に過去最低だった国語が大幅に上昇。地歴Bは軒並み下がり、特に地理Bは9点のダウンとなった。数学は、新旧課程とも数学II・数学Bの平均点が低く、特に新課程は過去最低だった1998年に並ぶ42点だった。

 河合塾の「センター・リサーチ」によると、7科目総合型の平均点は文系7科目型が8点アップ、理系7科目型が7点ダウン。理系の成績分布は左下へシフトしたが、国立難関大合格の目安となる8割以上の得点者は前年並み、800点以上の高得点者層は増加し、成績上位層に平均点ダウンの影響はみられなかった。

 国公立大学の前期日程入試の出願予定者数は、前年比100%と変化なし。国立大と公立大との比較では、公立大が102%と増加した。今回のセンター試験では数学と理科が新課程に再編され、特に理科で出題範囲が広がったことから、受験教科・科目を減らす受験生が増え、少ない教科・科目で受験できる公立大の志望者が増えたと分析している。

 全国の難関10大学の出願予定者は、前年比100%と変化なし。個別の状況でも、極端な増減を示す大学はなかった。

 東京大学の出願予定者も前年比100%。近年の「文低理高」傾向に歯止めがかかり、文科類が全体で前年比105%と出願予定者が増加している。理科類の出願予定者は、全体で前年比97%とやや減少し、特に理科二類で減少が目立つという。

 国公立大の学部系統別動向の集計によると、文系では国際系の人気の高まりから「社会・国際」学系の出願予定者が前年比108%と大きく上昇。不人気が続いていた「法・政治」「経済・経営・商」学系では人気回復の兆しがみえている。

 理系では、比較的難易度の高い「理」学系から、幅広い難易度の大学がある「工」学系に受験生の人気がシフト。医療系では、理系の平均点ダウンの影響からか、模試段階では人気だった「医」学科の出願予定者が前年並みとなり、「薬」学系は前年比94%の不人気ぶりとなっている。

【大学受験2015】河合塾、センター試験データから国公立大志望動向を分析

《奥山直美》

レスポンスコメント欄(β)開設!ぜひ気になる記事にコメントしてください

おすすめの商品

特集