連邦政府は原油価格が50%も下がっているとして、今年のインフレ率予想を従来予想の4-5%から下方修正し2.5-3.5%とした。
ナジブ・ラザク首相がテレビ番組の中で明らかにした。4月の物品・サービス税(GST)導入による影響も考慮した数字だという。
財務相を兼任するナジブ首相は、原油安による低インフレにより国民の可処分所得が増え、高額商品の購入が刺激されると予想。ガソリンやディーゼル油の販売価格が1リットル当たりそれぞれ35、30セン安くなっており75億リンギ程度国民の可処分所得が増えると指摘し、そのうち40%が消費に回されたと仮定すると民間消費が30億リンギ増えることになると説明した。