被害者を罵倒してから逃走、ひき逃げ容疑者を危険運転容疑で逮捕

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11日午後5時35分ごろ、千葉県香取市内の市道で、道路左側の路肩を歩いていた男性2人に対し、後ろから進行してきた軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。2人は軽傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に64歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

千葉県警・香取署によると、現場は香取市佐原イ付近で片側1車線の直線区間。18歳と19歳の男性は道路左側の路肩を横並びで歩いていたところ、後ろから進行してきた軽ワゴン車にはねられた。

この事故で2人は打撲などの軽傷。クルマを運転していた男は路上に倒れた2人に対し、「何ぶつかってんだ!」などと罵倒し、そのままクルマで逃走。警察はひき逃げ事件として捜査を開始した。

クルマのナンバーは目撃されており、警察は多古町内に在住する64歳の男が容疑に関与したものと断定。13日に自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。事故後に被害者を罵倒し、事故発生を認識しつつ逃走したことを悪質と判断したとみられる。

聴取に対して男は「1人が倒れたままだったので、死んだと思って逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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