東京商工リサーチは1月13日、上場企業の倒産動向調査を実施、その結果を発表した。
調査結果によると、2014年の上場企業倒産はゼロ(前年3件)だった。年次集計で上場企業倒産がゼロになったのは、1990年以来24年ぶり。
月次ベースでも2013年9月以降は、2014年12月まで16か月連続で発生がなく、連続ゼロ期間は過去3番目の長さ(1981年5月から1982年8月までと並ぶ)になった。
過去最長はバブル景気時の1986年9月から1991年7月までの59か月連続。次いで、日本で初めてサミットが開催され、景気回復から企業収益の改善が進んだ1979年3月から1980年7月までの17カ月連続。
全体の倒産が抑制されているなかで、上場企業倒産の連続ゼロ期間は、今後も延びる可能性が高い。