米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は12月26日、カナダ・オンタリオ州ウィンザー新工場の建設を開始した。
ウィンザー工場は、1928年に建てられた。1983年には、クライスラーグループに大きな成功をもたらしたミニバンの生産を開始。現在、3シフト体制で、およそ4600名の従業員が働く。
同工場では、ミニバンのクライスラー『タウン&カントリー』と、その兄弟車のダッジ『グランドキャラバン』などを生産中。2013年には、クライスラーグループは年間130万台以上のミニバンを売り上げた。
今回、始まったのは、新工場の骨組み工事。600トンの大型クレーン車が搬入され、200の鋼材を使っての骨組み工事がスタートした。
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)USは、「新工場の建設が、将来の新型車の生産準備となる」と説明している。