マレー人権利団体、ペルカサの年次総会が15日に開催され、同団体が支持母体となっている与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)やUMNOが中核となっている与党連合・国民戦線(BN)への批判の声が相次いだ。
ペルカサのアブドル・ラシド・アブドル・ラーマン副会長(元選挙委員会=EC委員長)は、UMNOに見切りをつけてペルカサが国政を担う政党になることを提案した。
アブドル・ラシド・アブドル・ラーマン副会長は「国内の事実に反して国民を騙している」とナジブ・ラザク首相を名指しで批判。根拠は不明ながら「国民一人当たりの年収が2万4000リンギだと政府がウソの情報を流している」と指摘。そのウソの数字を自慢するのは止めるべきだと述べた。またUMNO総会で決まったことが、BN政府内で実現されていないと批判した。