ベルギーのブリュッセル空港は12月12日、11月の利用実績を発表した。
旅客数は前年同月比18.2%増の160万8644人。数字を押し上げたのはブリュッセル航空と格安航空会社(LCC)の人気。1月~11月の旅客数は2044万7783人を記録し、2000年の年間旅客数記録(2160万人)に迫っている。好調の要因には、複数路線の新設、スターアライアンスのハブ空港として通過客が大幅に増えたことが挙げられる。
貨物取扱量は前年同月比13.5%増の4万1967トン。12年6月以来の高水準の背景には、ベリー便(旅客機による輸送)とインテグレーター(総合物流業者)の好調持続がある。不振が続いていたフレイター便(貨物専用機による輸送)は、カタール航空カーゴやシンガポール航空カーゴの輸送力増強で復調傾向。