ショートカット横断の高齢女性、タクシーにはねられ死亡

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10日午前9時35分ごろ、福岡県福岡市東区内の国道495号で、徒歩で道路を横断していた86歳の女性に対し、交差進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はタクシーを運転していた61歳の男性から事情を聞いている。

福岡県警・福岡東署によると、現場は福岡市東区和白丘1丁目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。86歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきたタクシーにはねられた。

女性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約3時間後に死亡。警察はタクシーを運転していた新宮町内に在住する61歳の男性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場近くには横断歩道や信号機が設置された交差点もあるが、商店に行くためにショートカットする等の強引な横断をする人が目立つという。タクシーは営業中だったが、客は乗っていなかった。聴取に対して男性は「横断者の存在に気がつかなかった」などと供述しており、警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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