VW ブランド世界乗用車販売、4%減の51万台…2か月連続で減少 11月

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新型フォルクスワーゲン パサート
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月8日、11月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は約50万8400台。前年同月比は4%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

2014年1-11月の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比11.9%増の約252万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、10.6%増の約272万台を売り上げる。

一方北米は、前年同期比6.1%減の約53万3400台と、引き続き減少傾向。このうち米国は、前年同期比10.9%減の約33万2900台にとどまった。

信用不安からの回復傾向を示している欧州は、前年同期比2.4%増の約154万台。このうち、西欧(ドイツを除く)は、5.2%増の約78万5500台。地元ドイツも3.4%増の53万4400台と、プラス基調にある。しかし、ロシアは前年同期比20%減の約11万4200台と、減少が続く。

2014年1-11月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、約559万台。前年同期比は2%増だった。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「東欧や南米を中心に、世界市場の環境は厳しさを増している。そんな中、欧州で発売した新型『パサート』が好調」と述べている。

《森脇稔》

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