自衛隊トラック転覆事故、同乗者のサイドブレーキ誤操作と判明

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今年8月、宮城県仙台市太白区内の東北自動車道で、陸上自衛隊の大型トラックが転覆。乗っていた隊員22人が重軽傷を負った事故について、宮城県警は5日、助手席に同乗していた隊員が誤ってサイドブレーキを作動させたと判断。過失傷害容疑で書類送検した。

宮城県警・高速隊によると、問題の事故は2014年8月5日の午後3時35分ごろ発生している。仙台市太白区坪沼付近の東北自動車道下り線(片側2車線の直線区間)を走行していた陸上自衛隊・仙台駐屯地に所属する大型トラックが挙動を乱して路外に逸脱。道路左側の斜面に乗り上げた弾みで転覆し、運転席と荷台部分に乗っていた隊員22人が重軽傷を負った。

タイヤなどに異常はなく、警察は運転操作に問題があったものと判断。運転席に乗車していた隊員から事情を聞いていたが、助手席に同乗していた36歳の男性2等陸曹がタバコを吸おうとして運転席と助手席の間に置いてあったバッグを持ち上げた際、誤ってサイドブレーキのレバーを引き上げる状態となり、これが原因で挙動を乱した可能性が高いことがわかった。

警察では2等陸曹の過失で事故が起きたと最終的に判断。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。

《石田真一》

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