レアアース資源、マレーシア・ペルリスなど7州で埋蔵確認

マレーシア科学アカデミー(ASM)は、ペルリスとケダ、ペラ、セランゴール、クランタン、トレンガヌ、パハンの7州でレアアース(希土類)資源が埋蔵されていることが確認されたと発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

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マレーシア科学アカデミー(ASM)は、ペルリスとケダ、ペラ、セランゴール、クランタン、トレンガヌ、パハンの7州でレアアース(希土類)資源が埋蔵されていることが確認されたと発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

ASMのアハマド・タジュディン・アリ所長によると、レアアースは安全な資源で、ハイブリッド車や電話、燃料電池などの製品の原料として利用することができる。高濃度のレアアースが含まれる泥は安全で、放射能の心配もいらないという。

同所長は、ASMが実施した調査に基づいた、レアアース産業を発展させるための青写真を発表した後、連邦政府はレアアースを将来的な収入源と見なす場合はまず、ペラ州におけるレアアースを含む泥を採取した開発のため1000万リンギの初期投資が必要だとコメント。

ペラ州では過去100年以上に渡り鉱物資源の開発が行われており、レアアース資源開発の足掛かりとなるという。ペラ州のあと、他の6州でのレアアース資源開発に向けて資金を割り当てることができると提案した。

ASMが実施した調査によると、レアアース産業は外国直接投資(FDI)に2.4%、国内総生産(GDP)に1%、雇用には0.04%(年間5000人分の雇用)など様々な面で国内経済に貢献することが期待されている。

千田真理子

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