11月18日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー14。ホンダの高級車ブランド、アキュラの主役は、『ILX』の2016年モデル。外装の大幅変更以上に、パワートレインの一新が注目できる。
アキュラILXは2012年2月、シカゴモーターショー12で発表。ホンダ『シビック』をベースに開発されたアキュラブランドの新たな入門車。シビックのメカニズムをベースにしながら、専用デザインのボディが与えられる。
2016年モデルでは、パワートレインを一新。ベースエンジンの2.0リットルの直列4気筒ガソリンを、最新の直噴2.4リットル直列4気筒ガソリンに置き換えた。このエンジンは、アキュラの新型スポーツセダン、『TLX』に搭載されたユニットと基本的に共通。
新2.4リットルエンジンは、最大出力201hp/6800rpm、最大トルク24.9kgm/3600rpmを獲得。旧2.0リットルに対して、51hp、5.5kgmの性能向上を果たす。
さらに、このエンジンには、トルクコンバーター付きの8速デュアルクラッチ(DCT)トランスミッションを組み合わせた。この8速DCTには、パドルシフトやシフトダウン時のレブマッチング機能が付く。