ランクセスは、日本の現地法人とラインケミージャパンを、2015年1月1日付けで経営統合すると発表した。
今回の統合は、ランクセスがグローバルで取り組む事業再構築プログラムの一環で、日本市場での競争力強化を図るのが目的。
統合の第1段階として、ランクセスが、ドイツのラインケミーライナウから、ラインケミージャパンを買収する。第2段階として、ランクセスを存続会社とする合併により、経営統合する。
ランクセスグループは、ゴム薬品ビジネスユニットの特殊化学品ラインと、機能性化学品ビジネスユニット、ラインケミービジネスユニットを、2015年1月1日付けで統合し、新たに「ラインケミー・アディティブス・ビジネスユニット」を設置する。今回の日本での経営統合は、グローバルで行う事業再編の一環となる。
ラインケミーは、主に添加剤事業を展開してきた。新設するユニットでは、ランクセスグループ内の添加剤ポートフォリオを統合、ラインケミーブランドの下で事業を展開し、より包括的なサービスを提供していく。