ピレリは11月18日、42作目となる「ピレリカレンダー」2015年版の発表を行った。毎年異なるテーマに従い、女性の美しさを写真で表現するピレリカレンダー。有名女優やモデルの登場、過激なヌードなど様々な話題を提供してきた。
今回、撮影を手掛けたのはスティーヴン・マイゼル氏。イタリア版ヴォーグをはじめ多くのファッション誌の撮影を手掛ける、世界で最も成功しているファッション写真家の一人だ。
2015年版は、女性の絶対的求心性を賛美する、初期の頃に制作されたクラシカルなピレリカレンダーを彷彿させる作品となっている。マイゼルは、ファッション広告のアイコンや映画スターとして今を時めく美しいモデルたちを、独自のスキルと世界観で新たな形に創り上げ、色彩豊かなイメージで表現している。
カレンダーには、キャメロン・ラッセル、アンナ・エーベルス、キャロリン・マーフィーなど、12人のモデルが登場する。
マイゼル氏は「目指したものは、単に美しいモデルがファッションをステレオタイプに表現するような概念的なカレンダーではなく、官能に浸る12人の女性を一人一人異なるイメージで描いた、まるで12枚のポスターのようなカレンダーを制作することだ」とコメントしている。
ピレリカレンダーは1964年以来、ピレリのコミュニケーションツールとして製作が続けられてきた。一部の顧客や関係者しか手にすることができないと言う希少性も話題のひとつとなっている。したがって、残念ながら市販の予定はない。