米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは11月7日、ポルトガルに新工場を開業した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも、世界をリードしている。
ポルトガルの新工場は、世界的に需要が高まっているEGR(排出ガス再循環装置)の生産を主に行うために建設。工場の面積は2万6000平方m。既存のスペイン・バレンシア工場に対して、50%以上広い。
バレンシア工場は、賃貸されている工場。そのため、ボルグワーナーは2015年初頭をメドに、バレンシア工場の製造ラインを全て、ポルトガルの新工場に移す計画。
ボルグワーナー・エミッションズ・システムズのブラッディ・エリクソン社長は、「ポルトガルへの投資が、先進のEGR分野における主導的地位の強化につながる」とコメントしている。