三菱電機は、ロシアでFAシステム事業・空調冷熱事業を展開する現地法人を設立、事業を開始すると発表した。
同社は、総合販売会社「ミツビシ・エレクトリック(ロシア)」(三菱電機ロシア)を設立した。
ロシアと周辺国向け同社製品の販売は従来、三菱電機ヨーロッパからロシアの代理店に輸出することで対応していた。今回の総合販売会社設立・営業開始により、現地での顧客サービスの拡充を図ることで、事業拡大を目指す。
特にFAシステム事業は、資源関連産業向けから食品加工などの一般製造装置まで、幅広い需要が見込めるロシアと周辺国を重点市場と位置付けており、新会社を通じて、現地での販売・技術サポート・アフターサービス提供して顧客サービスを拡充する。
新会社は、2015年度、両事業合わせて100億円規模の売上を目指す。新会社を核に、社会インフラ事業を始めとするその他事業の市場参入に向けた支援を行う。