【ホンダ レジェンド 新型発表】ドアなどにアルミ採用で35kgの軽量化

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ホンダ レジェンド 新型
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  • ホンダ、スチールとアルミの結合技術
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ホンダは11月10日に5代目となる新型『レジェンド』を、1月22日に発売すると発表した。10年ぶりの全面改良となるだけに、多彩な新技術が導入された。車体関係ではドアなどの外板にアルミが多く採用されている。

ホンダは2013年にアルミと通常の鋼板を結合する「3Dロックシーム」と呼ぶ新工法を実用化しており、国内向けでは今回のレジェンドに初採用した。種類の異なる金属を結合するには、膨張率の違いによる熱変形防止などの措置が必要となる。ホンダはアルミパネルを2段階に曲げ加工(ヘミング)し、接着剤を用いて鋼板と結合する工法で課題を克服した。

従来行っていたスポット溶接を不要とし、既存の曲げ加工の機械設備がそのまま使えるため、コスト面でも優位という。新型レジェンドではすべてのドアの外板にアルミを採用、内側の鋼板パネルと結合させている。このほか、ボンネットやフロントフェンダーなどもアルミとした。これらを鋼板製とした場合に比べ約35kgの軽量化を実現、走りや燃費性能の向上につなげている。ホンダの量産モデルでこれだけアルミを採用したのは初めてとなる。

《池原照雄》

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