デンソーとデンソーウェーブが共同開発した「産業用ロボット/医療医薬用ロボット VS050 SII」が、「2014年度グッドデザイン大賞」を受賞した。同賞はグッドデザイン賞の中で最高の賞で、デンソーとしては初めての受賞となる。
VS050 SIIは、主に食品や医薬品、半導体などの工場での使用を想定したロボットで、クリーンルームなどでの作業にも対応する。ロボットは溝や穴を埋めた滑らかな形状となっており、また、関節部断面を正円とすることで、汚れや雑菌が溜まりやすい段差や隙間をなくし、高い衛生状態を維持できる。さらに、過酸化水素ガス洗浄に対応するために、表面は塗装ではなく磨き上げ処理を施したことにより、これまでにない品質感と存在感を持ったデザインを実現した。