ヤマハ発動機は、水冷125ccFIエンジンを新ボディに搭載したプレミアムスクーターの新製品『ヌーボSX』を11月からベトナム市場に投入すると発表した。
新型車ヌーボSXは、現行モデルで評価の高い性能を継承しながら外観スタイルを一新し、品質感ある塗装パーツや新デザインのLEDポジションランプを採用、先進性やステータス感の向上を図った。
スタンダード、RC、GPの3グレードを展開する。RCとGPにはアンサーバック機能付の多機能リモコンキーを標準装備する。
ベトナムの二輪車市場は、2013年が約280万台で、この中でスクーターが約4割を占める。スクーターカテゴリーを開拓したのが、2002年に導入したヤマハのヌーボで、これまで市場の成長に合わせて排気量アップや水冷化、FI採用など、進化させてきた。
中核モデルのヌーボに今回、上質感のあるスタイリングや使い勝手の良い機能を織り込むことで、幅広い顧客をターゲットに拡販を目指す。
ヌーボSXの企画・開発は、同社のアセアン地域のR&D拠点であるヤマハ・モーター・アジアンセンターが担当、製造・販売はベトナムにあるグループ会社のヤマハ・モーター・ベトナムが行う。
販売計画は発売から1年間で6万台。価格はスタンダード仕様が3390万ベトナムドン。