【予防安全性能アセスメント】実車を模したバルーンに突っ込ませる

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予防安全性能アセスメントのうち、自動ブレーキ試験に用いられるバルーン。ミニバンの車体後部を模している。
  • 予防安全性能アセスメントのうち、自動ブレーキ試験に用いられるバルーン。ミニバンの車体後部を模している。
  • バルーンの開発にあたっては、EuroNCAPの研究成果を活用した。リフレクタ等を備えており、車載センサーは実車と同様に反応する。
  • バルーンは牽引車によって引っ張られ、10-60km/hの範囲で試験を実施する。
  • デモンストレーションは様々なシチュエーションで行われた。
  • バルーンなので衝突したとしても試験車両を損傷させないようになっている。
  • 試験は公平・公正に行うため、制御はロボットが行う。このロボットも試験実施に併せて開発された。
独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が世界に先駆けて導入した「予防安全性能アセスメント試験」のうち、自動ブレーキ性能を評価する「衝突被害軽減制動制御装置試験(AEBS)」については、試験を模したデモンストレーションも行われた。

試験の対象となる車両を突っ込ませるのは、衝撃を吸収できる構造のバルーンで、ワゴン車の後部を模したカバーを掛けてある。このカバーにリフレクタや反射テープも備え、各種のレーダーに対しては実車と同様の反応を示すようになっている。このバルーンの開発にあたっては、EuroNCAPの研究成果を活用したという。

このバルーンを牽引車で引っ張って走行状態を模擬するが、牽引車とバルーンの間は長さ20mのラダーで接続されており、試験車両のシステムが不動作となって衝突した場合、ラダー上を滑走することで牽引車への被害を避けるようになっている。

試験車両も人が運転するのではなく、ステアリングやペダルを操作するロボット(自動制御)も併せて導入された。車両の位置はGPSで把握し、公平・公正な評価が行える。

デモンストレーションでは、自動ブレーキ機能を持たないクルマをバルーンに突っ込ませ、追突事故を再現。その後は自動ブレーキ機能を有したクルマが追突を回避する様子が披露された。
《石田真一》

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