「成長戦略は不変」エミレーツ航空幹部が国際会議で表明

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エミレーツ航空の航空機
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エミレーツ航空の航路計画立案・経済性部門のトップを務めるナンド・ラクシミナライアン氏は10月20日、国際会議「アビエーション・フェスティバル・ミドル・イースト」で講演し、ネットワーク拡大と輸送力増強の継続を表明した。

アビエーション・フェスティバル・ミドル・イーストは、アラブ首長国連邦のドバイで開かれ、中東地域の航空会社・空港運営者・その他関係者が一堂に会した。ラクシミナライアン氏は、中東やウクライナの政情不安、西アフリカでのエボラ出血熱の流行、原油価格の下落に伴う需要の軟化といった難題の存在を認めた上で、「エミレーツの成長戦略に変更はない」と述べた。

エミレーツのネットワーク拡大の一例として、ラクシミナライアン氏はインドを挙げ、週間185便の運航で8億2500万ドルの経済効果が生まれたと説明した。同航空は6年後の年間旅客数7000万人達成を予測し、増大する需要に対応する空港拡張計画の実現を目指している。拠点であるドバイ国際空港は2015年にターミナル4が開業予定。

《日下部みずき》

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