メイバンク・インベストメント・バンクのアナリスト、モシン・アジズ氏はマレーシア航空(MAS)が2015年、輸送能力を最大25%削減するとの予想を明らかにした。
ピーク時である2015年2月9日の中国正月後に、路線縮小を進めると見込んでいる。
空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)にとっては、運営する空港の利用旅客数が220万人減ることを意味する。
MASはアジアや豪州を中心とした域内路線に注力し、パリとアムステルダム、フランクフルト、イスタンブール、ドバイ、昆明線を廃止すると発表している。モシン・アジズ氏は、今後MASはシドニーやメルボルン、ダーウィン、ブリスベン、コチ、大阪便を縮小する可能性があると予想している。事業合理化を通じて18-19機の航空機の運用を停止すると見られている。MASは国内便の縮小も開始しており、今年7月の収容可能数は前年同月比9.7%のマイナスとなった。