世界のアウディディーラーが技術を競う「Audi Twin Cup」。その日本代表を決めるジャパンファイナルが東京・台場で10月3日に開催され、サービス部門とテクノロジー部門(=Twin Cup)で各エリアの代表がその腕を競い合った。
Audi Twin Cupは、プレミアムなアフターサービス(Audi Top Service)の向上を目指して実施されるコンペティション。こうした競い合いを設定することで、同社のサービスと技術力のさらなるスキルアップを実現させている。
サービス部門、テクノロジー部門の各審査項目は下記のとおり。
サービス部門
確認1. 各部ダメージ目視点検および測定(進行度20%)
確認2. お客様指摘内容からの不具合特定(進行度40%)
確認3. 各装備品・センサの取付位置特定(進行度60%)
確認4. お客様同乗にて指摘内容の解決方法確認(進行度80%)
確認5. ETIKA・ElsaProを活用し、部品番号・工数の提示(進行度100%)
テクノロジー部門
確認1. 不具合現象を確認できた(進行度20%)
確認2. 正しい手順で故障診断が実施できた(進行度40%)
確認3. 正しい手順で不具合箇所の修理をした(進行度60%)
確認4. 確実な完成検査が実施できた(進行度80%)
確認5. すべての作業を完成した(進行度100%)
こうした確認プロセスを的確にクリアし、ユーザーの要望に満足するクオリティの対応ができて、初めて評価される。
「日本国内のビジネスで成功するうえで、顧客満足度は最も重要。そのカギとなるのがこのツインカップ。各部門の成功がカスタマーの満足に直結する」と同社は語る。
「大事なのは、世界レベルのツインカップを実施することで、アウディ全体の(購入後の)クオリティが上がるということ。今後もセールスと連携しながら、こうしたコンペティションを通してスキルアップを図っていきたい」(同社)。
過去、日本代表は同コンペで世界一の栄誉に輝いている。2014年7月、ドイツで開催された「第10回Audi Twin Cup ワールドチャンピオンシップ」では、サービス部門で日本代表が優勝。2011年10月にスペインで開催された世界一決定戦(第7回)ではテクノロジー部門が優勝。部門を問わず、アウディジャパン日本代表の質の高さを証明している。