日本船舶輸出組合が発表した8月の輸出用一般鋼船契約実績は10隻、前年同月比31.2%減の44万2170総トンと2カ月連続マイナスとなった。
6月に前年の2倍を越える契約実績となった反動もあって落ち込んだ。
契約の船種別内訳は、ばら積船がハンディ型1隻、ハンディマックス型4隻、パナマックス型4隻、鉄鉱石運搬船1隻だった。
契約態様は、8月受注分のトン数ベースで、円建契約が3.9%、円・外貨ミックスが7.9%、外貨建が88.2%、現金払契約が100%、商社契約がゼロだった。
納期別内訳は、2015年度ものが84.2%、2016年度ものが7.9%、2017年度ものが7.9%だった。
一方、通関実績は12隻、同0.6%増の47万6161総トンと前年を上回った。
この結果、8月末の輸出船手持工事量は、697隻、2930万総トンとなった。