三菱自動車はジャカルタモーターショーに出展、『デリカD:5』をメインに同社を象徴する4WD車ラインアップを一堂に並べた。そんな中、大柄なSUVの陰に隠れながらも存在感を放っていたのが小型ハッチバック『ミラージュ』のラリー仕様だ。
エコカーのイメージが強いミラージュだが、往年の『ランサーエボリューション』の如くラリー仕様にモディファイされた姿は、どこか懐かしく、そして勇ましい。
外装そのものに市販車との大きな違いはないが、マッドフラップ、大径マフラー、エンケイのホワイトホイールが力強さをアピール。ルーフに取り付けられたエアインテークは「いかにも」といった感じだ。内装はラリー車らしくほぼ鉄板がむき出しで、ロールバーも装着されている。
今回展示されたミラージュは、2013年の「ナショナル・ラリー・インドネシア」に参戦した車両だ。アクバル選手、アスカ選手の名前がサイドウインドウに記されている。「三菱のレースDNAはミラージュにも宿っている」として、ミラージュは全国の選手権レースや耐久レースなどでも活躍しているのだそうだ。