2013年の二輪車国内販売、小型二輪前年比122.4%はじめ好調

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4社合同記者会見に臨んだ柳弘之ヤマハ発動機社長(JAMA二輪車特別委員会委員長)
  • 4社合同記者会見に臨んだ柳弘之ヤマハ発動機社長(JAMA二輪車特別委員会委員長)
  • 1月~8月国内出荷台数推移(09~14年) 日本自動車工業会
  • 4社合同記者会見に臨んだ青山真二ホンダ取締役執行役員二輪事業本部長(JAMA二輪車特別委員会副委員長)

国内の二輪車販売に薄日がさしている。2013年1年間の国内出荷台数は46万463万台。排気量50cc以下の原付バイクを除く、すべてのクラスで対前年比を上回った。

最も伸びが顕著だったのは軽二輪(排気量126cc~400cc)で、2012年度比で122.4%の伸びを見せた。また原付2種(同51cc~125cc)も111.8%。小型二輪(同401cc以上)も107.5%を示した。

軽二輪は3年連続で増加、高価格帯の小型二輪も2年連続で増加した。また、原付2種は国内出荷台数10万947台と5年ぶりに10万台を超えた。

日本自動車工業会二輪車特別委員会の青山真二副委員長(ホンダ取締役 執行役員 二輪事業本部長)は「(保安基準などの)国際基準調和の進展によりグローバルモデルの国内導入が可能になりモデル数が増えた。手ごたえが感じられるようになった」と、話す。

ただ、消費増税が始まった2014年の状況は予断を許さない。同委員会の柳弘之委員長(ヤマハ発動機社長)は「意気込みをもって挽回したい」と、表情を引き締めた。

14年1~8月の対前年比は99.5%。13年の前年同期比は102.7%と好調であったことを考えると、14年のそれは、決してよい兆候とはいえない。原付1種(排気量50cc以下)は2年連続の減少を続けている。

そんな中でも小型二輪(前年比109.9%)と軽二輪(100.5%)は、前年比プラスと堅調で、需要減少を食い止めている。

《中島みなみ》

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